しかし、管理人が思うに、ここ最近のポケモン本編って前ほどの「勢い」を失ってしまったように思います。
この記事を読みに来た方って少なからずそういう思いがあるんじゃないかと思うんです。
私の中のポケモンに対する熱意が冷めてしまったのもあるかもしれません。
その中には、色々な要因があると思います。
・単なる加齢による興味や嗜好の変化
・別の面白いゲームの登場
・特撮作品など趣味の多様化
・新情報がワクワクできないことへの失望
・開発者の意見を目にするようになった
これらのことが純粋に手放しで楽しめなくなった理由なのかもしれません。
ポケモンって、
(ポケモンに限らないかもしれんが)
「どんな新しいポケモンがいるんだろう!」
「どんなワクワクの冒険があるんだろう」
「どんな新たな要素があるんだろう」
って想像したり、新しいナニカを探すのが楽しいんだと思うんです。
最近でいえば
新ポケモンが出ることは完全新作なら当たり前なので割愛しますが、以下のような感じ。
ピカブイ
→特に目新しいワクワクはなかったので割愛
USUM・SM
→マンタインサーフ、リージョンフォームなど
XY
初の3Dのポケモン本編、メガシンカ
この新要素たちって戸惑いはしたけど、発表された当初すごくワクワクしました。
XYのダイレクトなんか、PVをはじめて見て興奮で騒ぎまわり、その勢いで母の花瓶を割り、その後またPVを何回も見てゼルネアスの絵を描きまくった記憶があります。
ですが、最近のポケモンは何を思ったのか
新ポケモンはほぼ公開、目新しいのは10数匹。
メガシンカに至っては全種公開。
エンディング後のお楽しみ要素を発売前に見せびらかすという暴挙。
売り文句に「全く知らないアローラ」みたいなこと言って蓋を開ければ8割は知ってるアローラ。
その上スキップできないムービー(セリフはAボタンで進めないといけない)がムダに多い苦行。
このポケモンはポケモンらしくないデザインだとか、ストーリーが陳腐とかそういう話はしていないんです。
そういう部分は結局のところは人の感性的な問題もあるかと思うので。
だけど、ストーリーがキモになると言っても過言ではないRPGで、
ゲームの内容をほとんど明かして、新しい発見に伴うワクワクなんてものクソ食らえ
みたいなやり方、あまりにもおかしい。
何が悲しくてゲームの楽しみやワクワクを公式側から奪われなきゃならんのだ。
すこし語気が強くなりましたが、
結局、私はポケモンっていう育成RPGが好きなんです。
だからこそ、現状のやり方に不満がある。
こういう思いをしているのは少なくとも私だけじゃない。
この記事を開いている時点で何か考えるところがあったんではないかと思います。
もし
「メインターゲットは子供だから大人が何をどれだけ言おうがどうでもいい」
だとか
「盛り上がっていないのはあなたの中でだけ」
だとか言う方がいるのであれば、
別にその考えは否定しません。
ですが、考えてみてください。
子供をメインにしているかもしれませんが、あくまでポケモンは「全年齢向け」のゲーム。
大人をないがしろにする理由にはなりませんし、市場のほとんどが高度経済成長を遂げた国です。そしてそういった国の大多数は少子化傾向にあります。
少子化である国をメインマーケットとするゲーム会社が大人をないがしろにするゲームの作り方をしてもいいのでしょうか。
いや、よくない(反語)
…世界のポケモンですからその
あたりはしっかり考えてあるとは思いますが…。
また、某コミック雑誌の担当編集の方はこう仰っています。
「子供向けと子供だまし」
という言葉があるんですけども、いったいどう違うのかというのを説明したいと思っています。
子供向けのコンテンツとは、
「大人の自分が本当にかっこいいと思っている(こと)を、分かりやすく伝えているコンテンツ」
です。
…
当然、自分がおもしろいと思わないものは、子供にだっておもしろくありません。
熱も伝わりません。
…
逆に子供だましとは、
「大人の自分はあんまり好みじゃないけど、たぶん子供はこういうのがたぶん好きなんだろうと思って作られているコンテンツ」
です。
…
「子供よ、こういうものがかっこいいのだ!!おじさんが教えてやる!!」
という気概くらいが丁度良いのです。
引用元:
https://tocage.jp/pages/1436869676.html
また、某ちゃぶ台返しの大御所ゲームクリエイターもこう仰っています。
「子供をバカにしてはいけない。“子供騙し”は見抜かれる」
何度も言うようですが、そこは世界のポケモンです。わかっていない訳がないんです。
けれど、現状に不満がある大人がいて、
全く話題にすら出さなくなるライトユーザー(子供やゲームにあまり詳しくない大人)がいる。
この盛り上がりが一瞬で収まって、なおかつそこまで強く記憶に残らないってのは、悲しい。
私のように不満を漏らし、代替案を提示しない人間を見ていてイラつく方もいるでしょう。
その中に
某オフ会0人のYouTuberのように「ほならね?」
と言いたくなる人やクリエイターも出てくるでしょう。
ですが、かなりムカつく言い方をすると
「それがプロ、それが仕事でしょう」と言いたい。
世界的なクリエイター集団やプロたちがそんな
「ほならね?」
なーんて言い出すのなんて、
自分から「私は誰にも文句を言わせない、最高のモノを作ることなんてできましぇん!」
と宣言しとると同じです。
文句を言われても
「クソが!手のひら返しすぎて手がちぎれるくらいスゲーもの作ったるわ!」ってならなきゃ、と個人的には思うわけです。
私たち大人が本気でスゲエ!カッケエ!ってなれるポケモンが出来ることをを心から願っています。
もうピカブイやUSUMみたいなのは勘弁願いたい。
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