
ヒ ノエとミノトは竜人族
竜人族。
里の受付嬢姉妹、ヒノエミノト、そしてギルドマネージャーのゴコクは人間とはまた違った「竜人」という種族。
人間より長寿であり、また、起源も不明とされていいる出自に謎の多い種族です。
ですが、そういった謎に包まれた出自とは関係なく、基本的にはゴコクやヒノエミノト姉妹のような、人間に協力的かつ、聡明な人が多いようで、研究所の所長やゴコクのような管理職に付くといった、インテリ職が多い印象です。
「全てを越えた先で一乙おじさん」とか思い浮かべてはいけない。
共 鳴現象とは
モンハンライズのストーリーの中で、
ヒノエとミノトが、
それぞれ古龍「イブシマキヒコ」、
対となる「ナルハタタヒメ」と
「共鳴」現象を起こしていました。
以前より妹ミノトと通じあう「共鳴」能力を持ち合わせていたヒノエですが、モンスターとの共鳴は初だったようで、かなり気分が悪そうな様子でした。
ストーリーの後半ではミノトも共鳴能力を開花させており、人の精神を勝手に侵食してくる古龍の危うさを認識させる展開であることはプレイしていた方なら理解できたかと思います。
過 去のクエスト依頼
過去作において、モンスターの狩猟依頼は様々な依頼文で成されてきました。
人々を守るため、失った者のための復讐、クエスト受注者への挑戦状など十人十色です。
中でも、一部の古龍討伐クエストは、異質な依頼文で申し込まれたものがいくつかあります。
依頼主:白いドレスの少女
うふふ、あなたハンターなんでしょ?
ある場所まで一緒に来て欲しいの…素敵な所よ。
白い光が綺羅星のように舞い散って…
退屈なんてさせないんだから…
これは、MHP2Gで登場した「祖龍 ミラボレアス」のクエスト「白光」の依頼文。
これはMH3Gで登場した「月迅竜 ナルガクルガ希少種」のクエスト依頼文。
依頼主:古代の衣装を着た少女
わしはある方にお仕えし、ある場所の管理を任されておるのじゃが
ぶしつけな下郎めに居座られて、ほとほと困り果てた。
噂に名高いお前様ならば、と思っての、
こうして力を借りに、山飛び谷越えやってきたわけじゃ。
これはMH3Gで登場した「月迅竜 ナルガクルガ希少種」のクエスト依頼文。
依頼主:古代の衣装を着た青年
ふむ…こうも都合よく竜どもに対抗できる者がこの時代に生まれるとはな。
おもしろいものだ。
…ああ、すまない。ただの独言さ。
では改めて…狩ってもらいたいのはラギアクルス希少種だ。
少しばかり例外的な個体だが構わんだろ?
これはMH3Gで登場した「冥海竜 ラギアクルス希少種」のクエスト依頼文。
それぞれ、白いドレスの少女は「ハンターに対して自分が何かをするような態度」、
古代衣装の少女は「月ナルガを下に見るような態度」、
青年は「竜そのものを下に見る態度」であることが伺えます。
過去作品でこのような匂わせ依頼文があったことから、「古龍は人に化けることができるのでは?」という考察がなされていましたが、
今作のストーリーからこれは「古龍が人に化けた」のではなく共鳴能力を持つ竜人たちが、
古龍たちによる共鳴させられてしまったと考えられます。
イブシとナルハはそれぞれヒノエミノトの体を操るところまで共鳴を強めていたことから、
祖龍ミラボレアスは白いドレスの少女を、
塔の管理者…過去作での塔に出る古龍「ナナ・テスカトリ」は古代衣装の少女を、
同じ古代衣装という匂わせ文章から考えて「テオ・テスカトル」は青年をそれぞれ共鳴させてクエスト依頼を出させていたと考えられます。
人に化ける古龍、というのはモンハンの世界を考察するなかでも、なんだかロマンのあるモノでしたが「共鳴」という1つの解が出たようで、
なんだか安心したような…
ガッカリしたような…
ということで、これまで依頼文で匂わせていた
古龍「人に化ける説」はモンハンライズのストーリーを通して、
「竜人と共鳴した説」が有力になったと思います。
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